顎関節症
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顎関節症でお悩みの方、まずご相談ください。
・顎を動かすと耳の付近で雑音がする
・顎の歯み合わせに違和感がある
・口を完全に閉じれない
若い女性に増えているといわれる顎関節症ですが、
原因が歯み合わせなど多岐に渡ります。
顎の関節が痛くて「口をあけられない」、顎の関節の部分で「カクカク音がなる」などの症状の病気です。主な原因は噛み合わせですが、他にもストレスや外傷などの原因が考えられます。
また、寝癖、頬杖などの習慣によっても引き起こすことがあります。お気軽にご相談ください。
軽症のものから重症まで状態は様々
『硬いものを食べたら、顎が痛くなったがしばらくしたら治った』という程度の軽い症状を含めると、日本人の二人に一人は何らかのあごの異常の経験があるのではないかとも言われます。
このように放っておいても自然に治るものもあり、必ず悪化していくという疾患ではありません。
患部を安静にする・問題のある生活習慣を改善する・薬を服用するなどの治療で80%の人は良くなっているそうです。
重症になると手術が必要となったり、症状もめまいや痛みなど全身におよび、開口障害により食事の摂取が困難になったり精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ患者様もいます。
顎関節症チェック
一般的な顎関節症が分かる12のチェックを紹介します。
① 顎が大きく開けたとき、左右で開けにくい方の顎がありますか?
② 鏡を見て、顎を大きくゆっくり開けてから閉じてください。その時に顎が左右に揺れていますか?
③ 顎を開けたり閉じたりする時に「カクッ」とした音や「ピキッ」とした音がしますか?
④ 鏡の前で、大きく舌を出してみてください。舌はまっすぐ出ていますか?
⑤ 顔を見て、左右の眼のラインと口角(口の終わり)のラインが並行ですか?
⑥ 口を開閉する時顎に痛みを感じますか?
⑦ 咬むと顎が痛いですか?
⑧ 口が開かないことがありますか?
⑨ 耳の穴の中に指を入れて顎を開閉してください。その時に痛みを感じますか?
⑩ こめかみを押してみてください。痛みがありますか?
⑪ ほほ骨の下を押して痛みますか?
⑫ 朝起きた時に顎がスムーズに開きますか?
顎関節症の治療方法
病院での治療は、原因を解消する治療と痛みなどの症状を緩和する治療を症状に応じて組み合わせて行われます。
STEP 01
認知行動療法
ブラキシズムや癖など顎関節症の原因となる悪習慣や、その背景をさぐり、本人に自覚させ、それらを取り除くようにさせる。
STEP 02
物理療法
痛みの軽減のために患部を温めたり冷やしたりする。
STEP 03
運動療法
開口や顎を動かす訓練をして口がよく開くようにする。
STEP 04
スプリント療法
スプリントという歯列を覆う装具を装着することで顎関節や筋肉への負担を軽くして歯ぎしりや食いしばりの害を緩和する。
STEP 05
薬物療法
痛みが強い場合に薬で炎症を鎮めたり、筋肉が痛みで固まっている場合に筋弛緩剤を用いたりする。
また夜間の歯ぎしりや食いしばりを抑えるために入眠剤、痛みの軽減のために抗不安薬、抗うつ薬を使用する場合もある。
STEP 06
外科療法
その他の治療で症状が改善されない場合には、外科療法が行われる場合もある。
関節内に強い炎症がある場合に針をさして関節内部の物質を洗い流す『関節腔内洗浄療法』、関節内で関節円板と骨の癒着がある場合にそれをはがす『関節鏡手術』などがある。
咬合治療
噛み合わせが顎関節症の原因なのか結果なのか、その関係はまだわかっていないとされている。
噛み合わせの異常が原因となっていてそれを取り除くことにより症状の改善が見込める場合には、初期段階ではごく簡単な噛み合わせの治療を行い、治療の最後に最終的な噛み合わせの治療を行う。